August 26, 2007

チャイナタウンの乾物屋

NYから遊びに来た友達がちょっとチャイナタウン見たいって言うんで行ってきました。

実は引っ越して初めて行った時に、意外と小さくこぎれいで、NYみたいに賑わってなくて、たまたま入ったレストランもいまひとつだったのと、チャイナタウン以外のところにスゴく美味しいチャイニーズレストランがあったりしてあまり行ってなかったのでした。

久々に行ったチャイナタウンもやっぱり同じような印象。
友達に言われて気が付いたんだけど、真夏なのに魚屋が臭くない!ハエもいない!暑すぎず湿気がない気候のせいだろうか?

で、よくありがちな、小エビとかイカや貝類の干物を売ってる乾物屋を冷やかしてたら、

いきなりコレだ!


ト、トカゲ?
開きで?食べられる?しかも棒付きで??
















瞳の色がガイジン。はりつけ状態。















隣にいたチャイニーズと思われる親子に「これは何でしょう?」と尋ねたんだけど、英語がうまく通じず何のクリーチャァかは分からなかった。どうやら食物というより薬のようだ。効能は分かった。ノドに良いらしい。どうやって調理するかは不明。煮るのか?焼くのか?スチームは勘弁。


ヘビもいた。ごっそり。皮だけじゃなく身付き骨付き。
















デコレーションとしてステキだったんだけど、ナマコかなんかでしょうか?種類いろいろで迷っちゃいます。
















これは店内の漢方薬のようなものが置いてあるガラスケースの上にあった。
いかにも処方箋って感じで紙の上に美しく載せてあったんだが、中央のはやっぱりセミの抜け殻かな〜〜〜?
これは何に効くのかお店のおじちゃんに訊いたら、子供が出来る、みたいなこと言ってました。不妊治療薬ってことでしょうか?
















真っ黒の、これは結局なんだか分からなかった・・・。
使いかけで干からびたの鍋磨きワイヤースポンジのようだったけど、海藻かなんかなのか?どなたかご存知ですか?
















そうそう、NYのチャイナタウンにもあった「あの世のための紙製家財道具一式屋さん」もあったです。
なんだかんだ言ってけっこう楽しみました。

August 23, 2007

コマ撮りアニメ第2弾、DVDで10月発売!






















私がコマ撮りアニメを作らせてもらったThey Might Be Giantsキッズヴィデオ、〆切りに追われたわりにいったいいつ発売するのやらさっぱり分からなかったんですが、Disney Soundからいよいよ10月2日に発売決定!

2月5日に延期になりましたっ!ガックリ!

タイトルは「Here Come The 123s」で、チビッコに「数」を楽しく覚えてもらって、ついでに親も楽しもうって感じのアルバムのようです。
2枚組ディスクで、25曲入りCDと25曲入りDVDが入ってるもよう(Amazon.comではさらに2曲のボーナス付き)。

私がやらせてもらったのは、この中の「The Secret Life of Six」と言う6&9が主人公(いや、そうゆうイミでは)の2分キッカシの可愛い曲で、ニードルフェルトのキャラクターと小道具の大行進コマ撮りです。お楽しみにっ!

August 11, 2007

スクリーンプリント・ワークショップ初心者コース体験記。

初心者用のシルクスクリーン・ワークショップがあったので意を決して行ってきました。
大学の頃から興味はあったものの、道具揃えて自分でやるのは大変だろうと思っててなかなか重い腰を上げなかったんだけども、いよいよ挑戦!

場所は、古着屋やハンドメイドの服や雑貨の店が並んでいるMain St.界隈にある小さなアートスタジオと言うか、ギャラリーと言うか、手作りアート雑貨とかも売ってて、ワークショップやったり、展覧会やったり、クラフトマーケットもたまにやったりしてる面白そうなところ「Blim」。

集まった人々は8〜9人くらいいたか?男子2人、他は女子、肌の色様々、ほぼ全員シルクスクリーン未経験者。
教えてくれる人は、このスタジオのオーナーでアーティストでキュレイターもやってるカナダ生まれの日系人の女の人(日本語も少し話せる)。
時間は3時間半。値段はカナダ$50。
プリントしたいもの(Tシャツとか)と、単色刷り用の画像を各自持参(トランスペアレント・シートにプリントアウトしてくるとなおヨロシ)。

結果的には、思ったより簡単で、面白くて、あれやこれや作りたくてたまらなくなりました。
これはハマるぞ!
彼女に指摘されてあらためて気が付いたんだけど、よくよく見たら当日私が着てたTシャツも、持ってたバッグもお財布もメガネケースもペンダントもすべてシルクスクリーンしたものだったのでした。そりゃ好きなハズ!

「お金をかけず、大きな器械とかも用いず、家でも気軽にシルクスクリーンを楽しむ」というのが彼女のモットーみたいだったので、感光乳剤を塗ったスクリーンに画像を露光する時も、同じ部屋で「500Wのランプを6分照らすだけ」だったんで驚いた。
私はてっきり特別のデカくて重そうなマシーンかなんか使うもんだと思ってたんで「へ?コレだけ?」って拍子抜けしたけど、ちゃんと細かい線までキレイに抜けてた。すごいっ!

その後、感光乳剤を水で洗い流して、いよいよ刷りに入ります。今回は水性インクを使用。

私はジャイアントスクウィッドの絵を、何枚かのTシャツと、エプロンと、ファブリックの切れ端に刷りました。
ファブリックだけは当日乾いてたんで持って帰ったんだけど、他のアイテムはそのままスタジオに干してきたので後で取りに行かねば。

で、そのファブリックでバッグとポーチを作成。
バッグなんか作ったの大学以来!私にしちゃ(ミシン目曲がってるけど)力作っ!
イカが付いてない方がいいよ、とか言わないように!




















裏側にオリジナルタグを着けたかったんだけどそんなもんないので(笑)チロリアンテープで代用。
















水性インクだとこのようにビミョウに下の色が透ける。油性だとベットリと不透明になるらしい。















コレはIKEAで買ったファブリック(ドでかいクローバー柄)の上に刷った。
柄に合わせてポーチを作ったので、なんだかとても中途半端なサイズで何を入れて良いものやら・・・。















メンドーなので本当は裏地を着けたくなかったんだが、あまりにもビンボーくさくなったので、やはりIKEAで10年くらい前に買ったファブリックを縫い付け、プラス、もはや得意中の得意のフェルトボール付き。
でもやっぱりファスナー付けは難しかったす(涙)。















ワークショップはこのあとレベル4まであって、レベル2では、倍の大きさのスクリーンに油性インクの2色刷りを教えてもらえるらしいんで、とりあえずそこまでは受けてみようかと。
その後、道具をすこしづつ揃えてやっぱり家で好きな時にやりたいな〜〜。

August 7, 2007

Gay Pride parade 2007

カナダ西部では最大規模のゲイ & レズビアン人口を誇ると言われているバンクーバーのプライド・パレードに行ってきました。今年でもう第29回らしい。

ほんの一部ですが写真ずら〜〜〜っと並べます。
クリックすると大きくなります。


私の住んでいる地区もゲイ&レズビアンが多いので、ストリート名が出てる。











同じ格好の女の人とペアだった。
この後、赤シャツの人に突起物を握ってもらってた。口にくわえようとしてくれたんだが、ちょっと背が高すぎたため断念(笑)。














バンクーバー市長!!(車イスの人)まわりの人は市庁舎にお勤めの方達なんでしょうか?
市長さん、前日行った日系人のお祭にも来てたんだが、数日前にさんざ市長の悪口言ってたダンナ、目が合ったらニッコリ笑って「ハ〜イ!」って挨拶してました(おいっ)。そう言う私もどうでもいいのに興奮して口角上がってました(おいおい)。












身体と一体になったパペット。可愛かったけど、歩きにくそうだった。
この人たちは親子っぽかった。














あああ、このわらわらのパンツ軍団は去年もいたいたっ!












歴史物、なのか? 似合ってます。でもサングラスかけてる。














あろうことか一番インパクトがあった中年オヤジ・ゲイ集団。
だらだら歩いてると思ったらいきなり揃って踊り初めて驚いた!











ヌーディスト・ゲイ・チーム。
見れて良かった、というものでは決してなかったです・・・。











似合ってないな〜〜〜皮革モノ(笑)。











パンツいっちょなんだけど、なぜか白いハイソックス。











ゲイ&レズビアン・サッカーチームのようだった。
最初ボール投げたりして歩いてたんだけど、やっぱりいきなり音楽と共に踊りだしたんだがこっちのはカッコ良かった。











おとぎ話風。前方にお姫様と王子様がいたようだった。











花嫁さんブッシュ。











脚とお尻が美しいったら。
このチームの人たちはガスマスクみたいのを着けて、長いヌンチャクみたいのを振り回していたので、もしかしてランタンフェスティバルにいた謎の男と関係がある??














野外でやってる演劇集団の方たち。時代がかった幌馬車も登場。











ヘアスタイルがステキ。











これ以外に、ゲイ・クリスチャンチャーチ・チームとか、大手銀行チーム(とても銀行員とは思えない派手な恰好してた)、バス会社チーム、など職場単位で参加してるところも多かったようです。

年齢層はそ〜〜〜と〜〜〜広かったです。

写真にはあまり写ってなかったけど、レズビアンももちろん沢山参加。ショートカットにクールな細いもみあげ&細いヒゲの人とかもけっこういて(←ちゃんと似合ってる)、本当によ〜〜〜く見ないとどっちだか区別付かない人多かったです。
例えばこんな感じ。Drag Kingと言うらしい。略してDK。

August 4, 2007

日系人のお祭と巻上公一ライヴ

バンクーバーでは毎夏、元々戦前に日本人が沢山住んでいた地域(イーストダウンタウン)の公園で日系人のお祭があります。
日本の食べ物の屋台(安い)がいっぱい出て、クラフトとかも売ってて、ステージでは日本の芸能やったり。御神輿も飾ってあったから、たぶん後でねり歩いたのかも。

去年はここで手作り陶器の皿を何枚か買って大変重宝したのでした。しかも安かった。

今年は、おばあちゃんやオバさんが売り子さんの日系コミュニティセンターのクラフト出店でこれをゲット!
















昭和の香りプンプンの鹿ちゃんの「可愛いらしさ」がかなりビミョーです。
でも、大きい方がたったの$5、小さい方が$4だったんだもの。きっとこのおばあちゃんやおばさんが儲けも考えずチクチクとこしらえたに違いないと思うとやはり買わないわけには!
なんだけど、後で顔を整形させてもらいます(やなヤツ?)
この刺し子のふきんも$5。こんな大変そうな作業なのにぃ〜。

食べたものは、カレーライス、焼きトウモロコシ、手巻き寿司、冷やし中華、焼きもちなど。
焼きそばやたこ焼きや餃子もあった。
カナダらしいところでは、サーモンBBQ弁当なんかも。半分に切ったドラム缶をダーッと並べて、その下に薪をくべて、身の厚いサーモンを豪快に焼いてました。



そしてこのフェスティバルの一環で、スペシャルゲストアーティストとして巻上公一(元ヒカシュー。いや、また結成して活動始めたらしい)のライヴがあると言う!
まさかバンクーバーで巻上公一の口琴やホーメイが聴けるとは思いもしなかったですよ!

でも、場所は公園のステージではなく、夜になってから近くのアートギャラリー&パフォーマス・スペースで行われました。

お客さんは最終的には70〜80人くらい入ってたでしょうか(満席)。意外にもほとんど白人。

まずはいきなりドアから口琴をビヨンビヨンいわせながら巻上氏登場。
ステージ上のテルミンと口琴(ざっくざく持ってた)と本人の声帯を駆使して、いろ〜〜〜んな表情付きで、いろ〜〜〜〜んな声音を出しまくってました。すべて即興のようだった。







(写真ヘタクソですんません・・)



一端始めると何かに憑かれたようになって、半分コワくて半分オカシイ。すごいアバンギャルドなんだけど小難しく気取ってなくてヤケに健康的!だけど十分に変で笑っちゃう、って感じでした。

パフォーマンスの中で唇をブルブル震わせて音を出してた時(←子供がプロペラの音出すみたいに)、ジェスチャーで「ハイご一緒に!」みたいにしたら、いい大人がみんなちゃんと同じ音を出して参加してくれて(しかも数分間)ノリがエラく良かったですバンクーバーのお客さん。けっこう笑いも取ってました。
最後はアンコールもあったし、立って拍手してる人たちもいました。
とにかく、「変な芸術」が観れて良かったでした。


で、実はこの後、家族と待ち合わせて花火大会に行く予定だったんだけど、前座があってパフォーマスが始まったのが思ったより遅かったので行けなくなってしまったのでした。
一人バスに乗って帰ろうとギャラリーを出たら、花火大会に行ってるはずのダンナがそこに。
よくよく考えたら、この地域はバンクーバー市内で一番ヤバい地区(ドラッグジャンキー多し)だったのでわざわざ迎えにきてくれたんだが、そこにほんの一瞬車をパーキングしてただけで、スグに売春婦のオネエサンがやってきたそうだ。で、ムスコも乗車してたんでちょっとアセって申し訳なさそうにすぐにどっか行ってしまったようだけど、そうやって見ると確かにあちこちに美脚丸出しのセクシーなオネエサンが。おそらく薬の売人もいるんでしょう。
お祭をやった平和そうな公園も、夜の顔は全然違うのかもしれないなぁと思ったのでした。

August 1, 2007

Illuminares-ランタン・フェスティバル

バンクーバーに引っ越して先週で丸1年になりました。なんか色々あったなぁ〜。

ちょうど去年の今頃、バンクーバーで初めて行ったご近所の公園のイベントがこの「Illuminares Lantern Procession」と言うランタン・フェスティバルで、どっから沸いて出たんだってくらいの人の賑わいと、フツウの人々の手作りランタンの出来の良さにかなり感動したのでした。しかもハロウィンでもないのに仮装もありだ!
何も分からず手ぶらで見に行ってしまった私は深く後悔、ハンケチきぃ〜〜〜っしたのでした。

で、その教訓をまったく生かさない内に今年のランタンイベントがやってきてしまった。
今年は何かデッカいランタン(出来ればタコかイカシェイプの)を作るぞ!って考えてたんだけど、結局だらだらして作らず、出かける3時間前になってアセって、ジャイアントスクウィットのシルエット付きのシンプルな四角いランタンこしらえて持っていったという次第・・・・。で、案の定、またハンケチき〜〜でした。

夜の8時半から10時くらいまでいたので、ランタンの見え方も徐々に変化していき面白かったです。
写真は主に設置してある大きなものが多いんだけど、実際はほとんどの人がランタンを手に持って歩いてたり、置いてピクニックしてたりするので、広い公園中実に幻想的でした。
あと、仮装して大太鼓やアコーディオン持った楽団が公園中を行進してて、それもオツでした。

以下写真。クリックすると大きく見られます。


真っ暗になって灯がともったらきれいそう。











国籍不明のおにいさん。カンペキな仮装がうらやましい・・・。











おっと、これはランタンじゃないよ。
最初、降りられなくて困っているのかと思いきや、単に木登り降り好きのワンコ。














お花の仮装がステキなおねえさん。














謎のガスマスク男。一人きりで長いヌンチャク状のものを振り回しながら無言でどこまでも歩いていった・・・。











これも暗闇に映えそう。











柳の木にぶら下がるサブマリン。けっこう大きくてよく出来てた。











ドネイションを集めるおにいさんたち。なぜかずっと裏声でしゃべっていた。











色とりどりの紙コップを使ったグッドアイディアなランタン。











こっちの野外フェアとかで、長い長い竹馬みたいのに乗ってる人をよく見るんだけど、この人の場合はさらに凝ってダチョウ(?)に乗っている御婦人風にしてあって欽ちゃんもきっと好きだろう。











カバ。ちゃんと湖に浮かんでいる。











たぶんワニ(笑)。
真っ赤な唇がマヌケで可愛い。











これはよく出来てた。キャンドルも何カ所にも入れて作り慣れていると見た。











シンプルな白い紙袋をたくさん並べただけなんだけど、すごく幻想的で美しい。











今年の一番のお気に入りはこれっ!
私もこういうのが作りたかった!
学生風の女の子の力作!んまいっ!











これ、写真だと分かりにくんですが、銀色のトタンみたいな、固いアルミホイルみたいな素材で出来たカエルの顔。口の中にキャンドルがある。素材もデザインもオリジナリティあったです。20代くらいのおにいさん作。











背の高さくらいあった巨大キノコ。











湖に浮かべた蓮の花(?)ランタン。美しかったです。
このあとこの湖でたぶん花火が上がったのかも(その前に帰ってきてしまった)。












来年こそは仮装して大きなランタン作りますっ!!